※2019/3 更新
ギター初心者だと
「あの曲のこの部分はどうやってだしているんだ?」「どのエフェクター・ツールをつかっているんだ?」「そもそもどうやって調べればいいかわからない」と疑問が尽きないはず。
ここではそんな人向けの調べても探しにくいエフェクター・ツールを動画付きでまとめていきます。
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エフェクター編
シールドを繋ぎ経由して音を直接いじるタイプです。基本的な歪み系等は除外しています。
音がホワンホワンと言った感じに揺さぶられてブレてる感じ
「ワウ」
ワウを使った有名なギターソロ集です。聞けばああこの感じか!となって頂けるはず。
そしてワウは歪ませたギターだけでなくファンク系のカッティングにもかなり使われています↓
まさに音がワウワウしているように聞こえますね。音の周波数をカットしたり強調したりで音が揺らされているのです。このエフェクターはペダルタイプなので踏み込んで自由に音域の強弱を表現出来ます。マリオとルイージが交互に土管から出てくるイメージで問題ありません。ちなみに勝手にワウをかけてくれる「オートワウ」というものもあります。ソロでもバッキングでも使えばなんか上手く聞こえる魔法のエフェクターです。
このワウ感を体験する手軽な方法として、曲を流したスマホ等のごく小さいスピーカーを口で軽く覆って、口の入り口を大きくしたり小さくするとワウのような感じになります。
音が出た後なのに音程が高くなり、ぅぃぃいいいんん↑!となる
「ワーミー」
Street Sweeper Social Club - Promenade - NIN|JA Tour - 5.27.09
飛び道具的なペダルです。
ワウと同様踏み込み具合で音が上下します。動画の通り一音ずつ弾いているだけなのに劇的にかっこよくなります。音程をあげるだけでなく度数を指定してハモリも可能なので素敵なペダル。
達人はアームのような激しくうねるようなプレイも再現できるようです。ハーモニクスをワーミーでコントロールしたり、コードをうねうねさせたりと可能性は無限大。
まさにエレクトリックな音の動きなのでエレキならではの面白いソロができそうですね。イメージは宇宙人との交信音です。
ギターを始めたての頃どうしてもこのワーミーの存在が解明できず、音源を聞いても何をしているかさっぱりでした。
ツール・道具編
エフェクターのようにギターに繋ぐものではなく
ブルースでよく聞く音の移動が滑らかで音がつながっている音程移動
「ボトルネック・スライドギター奏法」
The Derek Trucks Band - Get What You Deserve
左手にボトルの切れ端みたいなものを装着し、指の代わりにそれでスライドさせつつ演奏する奏法。元は実際の瓶のさきっぽを切って使っていたそうです。
音を練り込んだような粘りと、フレットを感じさせないスムーズな音階移動が特徴です。特に音から音の経過音が気持ちよく他の方法では出せない音色なので、習得の価値あり。バイオリンのような綺麗な繋ぎになり、伸びやかでバックのストリングスとしてもメインでも目立てます。黒板消しでスケートしているようなイメージでしょうか。
ボトルの種類は何種類がありますが、ガラス製(柔らかい音)、金属製(ギラギラした音)がメジャーでしょうか。自分で瓶を切ってオリジナルを作るのもいいかも。
ガラス製は落としたら割れるのでご注意を。私のはヒビが入りました。
音程がとても上下したり、ギュィィィィイイイイン!となったりする
「アーム」
アームを使って遊んでる動画です。特に意識せずともアームをもっている人は多いハズ。ストラト系には大体ついている某ですが、使ったこと無いという人もいるかもしれませんね。
ブリッジの穴に挿して使うもので、アームを上下させると弦のテンションを強くしたり弱くしたりします。一度出した音をぐいーんと持ち上げたり下げたりするイメージ。今まで紹介した音を機械処理するのではなく、直接弦に影響を与えているので歪ませていると余韻や小さな音を拾ってそれも変化し、効果音的な使い方も出来ます。
アーム+ディレイやワーミー等を使って個性的な音を出すギタリストや、ジェフベックのようにフレーズの途中にアーミングし音の輪郭がはっきりしない音の使い方まで様々。
ここでもハーモニクスは強く弦を弾いてからタップでハーモニクスするとギュィィィィイイイインとなったりします。イメージはチャージ砲です。
ギターによってがっつりアームアップ出来なかったりチューニングが狂いやすかったり。するので、アームアップをしたい人はフロイドローズタイプのギターを購入しましょう。
音が途切れずにずっと鳴っている・右手でなにかしてる
「e-bow」
若干マニアックなガジェットです。
磁気フィールドを生み出し弦を振動させ続けるというSF的な発想。似たものでサスティナー等もありますが細かい準備など何も必要とせず、右手は添えるだけでずーっと音が出続けます。
弦をe-bowの隙間にはさみこむと、弦が振動しずっと音を出すことが出来ます。
発売日は20年以上前と時代を先取りしすぎた感が。
シンセで流すストリングスのようにずーっとなり続けるのでアンビエントや、荘厳な楽曲に合いそうではあります。ただ扱いが難しくコツもいる上に、構造上弦は1本しか鳴らせられないので使い所が難しい。
一昔前にこれをギターに当て続けて短期間で弾き込んだギターにさせる、といった演奏以外の可能性を見出されているのに「e-bow」の底知れぬ物を感じました。
おそらく今後もスポットがあたらなさそうなアイテムです。私は家で腐らせてます。
おわり