【動画あり】ギターのあの音どうだすの?変わった音の出し方まとめ

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ギター初心者は音源で流れている謎の「ウィーン」や「ファッー」「ポーン」といった音の出し方を調べるのが難しいはず。

そんな人に向けて抽象的に探せるように実際の音源ありで掲載していきます。

わかりにくいギターの音の出し方をテクニックを用いた音色の変化と、エフェクター等の何かしらの道具を使ったものとで分けています。ギタリスト以外の方もどうぞ。

テクニック編

スウィープやエコノミーピッキング等は音色の変化もありますが、技術寄りなものかな?と思いとりあえず省きました。

 ポーンと綺麗な音色・弦楽器っぽくない音

「ハーモニクス」・楽譜では「◇」表記

おそらくギター初心者が始めてびっくりする音の出し方がこれ。ポーンポーンとなっているのがハーモニクス。最初はチューニング時に覚えることになると思います。弦の長さの特定の部分(2分の1等)を左手で軽く触れて弾くとぽわ~んとなります。

詳しい解説はこちら↓

エレキギター初心者入門講座|ギターでハーモニクス ※J-Guitar.com様へのリンク

上記動画では~00:34あたりまでがナチュラルハーモニクス、それ以降押弦状態のハーモニクスになります。開放弦じゃないとハーモニクスって出ないのでは?と思われる方もいるでしょう。フレットを押せばその分弦の長さが短くなるので、ハーモニクスのポイントを押したフレット分ずらせばそこがハーモニクスのポイントになります。タッピングハーモニクスとかテクニカルハーモニクスとか言われたり言われなかったりします。

これを利用して左手で触れていたハーモニクスを右手の人差指等で代用し、ほかの余った右手指で弾くとハーモニクスがどの音でも出せるようになります。コードをハーモニクスで弾いたりと演奏での幅がでるので習得おすすめです。

ハーモニクス曲ピックアップの個別記事はこちら↓

『ハーモニクスのフレーズがあるおすすめ曲』

バチバチした音と共に凄いファンキーな弦叩くやつ

「スラップ」・楽譜では「>」「×」が多い

Rob Scallon-Slap Guitar Battle

ベーシストなら皆しっているであろうテクニックですが、ギターでやっても結構楽しいものです。

テクニックとしてはわかりやすく、右手で弦を叩きつけそして引っ張って音を出すだけ。ギターは弦が細く本数も多いのでなれない内は細かく狙わないといけないので大変ですが、慣れてくるとなんとなく叩けます。音の合間にスラップの音を挟んでいき矢継ぎ早に流れを持っていけるので、音の息継ぎの勢いを落とさなくできます。

左手での叩きはギターでは簡単に音が出るのでベースよりなんちゃって高速スラップがしやすくもあります。スラップでドラムのスネアのようなフィルを入れたりすることが可能なため、グルーヴを出したりスピード感を表現することが出来るのではないかなと思います。

弦を軽く叩いてチャッチャッってリズムとるやつ

「ネイルアタック(?)」・楽譜では「×」(ミュート表記)

Acousphere-Wave

偶数拍でチャキチャキなってるのが例のアレです。なんとなく習得していたので正式名称がわかりませんが、おそらく「ネイルアタック」と調べるとそれっぽいのが出てくるので今回はこの名称で行きます。※スラップは指の腹で叩きます

ソロギターやデュオ等ギターオンリーの演奏でリズム感を出すために用いられる事が多いです。右手の爪を易しめに弦に上から叩くとチャッっとなると成功。コードやアルペジオの裏に突っ込めば、小気味よいリズムで躍動感がでます。弾いている側としてもリズムキープができそう。基本的に伴奏に使うのでリズムが一定になります。

しかし慣れてくると音を出しながらアタック音を出せるようになる(弦を弾いてそのまま振り抜き下の弦をアタック)ので、割りと自由な音の入れ方は可能。

ピッキング音なしの音で全部スラーで繋がってるような右手で弾く奏法

「ライトハンド・タッピング」・楽譜では「TP」表記等

この動画がゆっくり弾いていて分かり易い。

ピッキングせずに右手のタッピングを用いり、プリングハンマリングだけで全ての音が繋がった用に演奏できる奏法です。やっている事はP、Hなので右手を使わなくてもライトハンド的な音色は出ます。しかし右手を使うと音程に幅が出るのでそれが繋がり綺麗な音の動き、そして高密度の音を配置出来るのが強み。

動画後半部分のように指ではなく、ピックでつつきまくってタッピングすると普通のライトハンドでは得られない独特の鋭い音色がでるので試してみてください。

 Van Halen辺りが日本ではライトハンドの代名詞ですよね。

私のように『Hot For Teacher』(※動画リンク)でライトハンドデビューした人はおおいはず。

音程が跳ね上がってぷぉー~ん!と激しく鉄が刺さるような音になるやつ

「ピッキングハーモニクス(PH)」・楽譜表記「PH」

Sergey Golovin-TwoGether

化物ギタリストで有名なこの動画では00:36辺りで普通のピッキングとPHを使っているので違いが分かりやすいと思います。

 HRギタリスト御用達テクニック。同じ弦同じフレットなのに音が倍ぐらいはね上がります。これはハーモニクスを使用したテクニックで、弦を弾いた瞬間に指を触れさせて発生させるややテクニックが必要な奏法です。音のイメージとしてはトゲピーの鳴き声の『プルリィイイイ!!』の部分だと認識すると分かりやすいはず。つまりいきなりフレーズの中にアクセントとしてツッコむと凄く映えます。決め所で使ってハッ!とさせるパターンが多いでしょうか。

歪ませれば歪ませるほどPHもエグい音になっていくので、メタル系の音楽なら音色が変わって音が突き刺さる感じになれば大体PHです。

後ほど紹介する「アーム」を使ったプレイもしているので注目してください。

音が伸び続けてキーンとなる

「フィードバック」

よくギタリストが音を出した後何もしてないのに、音が伸び続けてキーンと高音になるテクニックを披露している所を見ませんか?

このテクニックはアンプから出た音でギターの弦を共鳴させ断続的に音を出し、あのなんとも不思議なノイズが出せるのです。

動画の通り強く歪ませたギターをアンプに近づければ可能。勿論環境によって多少のコツは必要です。ワウやボリュームペダル・ブースター等で出力コントロールをしてフィードバックを出したりも出来ます。

フィードバックにアーミングしたり、空間系を使ったりと効果音的な使い方が面白いです。

因みにBOSSからフィードバックを手軽に出せるエフェクターも発売されています。

踏むだけであの空間が出せるので完璧に狙ったフィードバックを出したい方におすすめ。

こすれたようなギュ~ンと潰れた音が出る

「ピックスクラッチ」・楽譜表記「×~~」(波打った線が下方向へ向かっている)

 

歪み系でのソロや曲の始まりの前に挿入することが多いテクニックです。

市販されている楽譜には大抵五線譜の上に「pick scratch」と記載されているので分かりやすいと思います。(pick slide・pick scrapeとも言ったりします) 

ピックの側面を弦に当てて適当にキュルキュルやるだけで音がなるので、インパクトの割には誰にでも使える飛び道具です。

ヘッドに向かわせて滑らせたり、ブリッジ付近でこすりつけたり、左手ミュートした状態でやったりといろいろ応用できるので、表現の幅が広がります。

 フレーズ等の区切りにギューン↓と一瞬下がっていく音が入る小技

「 グリッサンド」・楽譜表記「g(-で行き先指示)」

Joe Satriani "Satch Boogie" At: Guitar Center

場面転換や要所要所のフィル扱いで入れます。この曲では0:341:40などが分かりやすいです。

似た奏法にスライドがありますがこちらは行き先の音程が決まっている場合です。

グリッサンドはとりあえずキリのいいとこまでいったれ!な場合です。

HRや歪ませる系のジャンルで特に聞きやすいもので、一旦すっきりさせて突入、みたいな使われ方をします。リズム、音の入りが気持ちよく入れられ、ベースのゴーストノートの様に次への勢いがつけられるのでソロでもよく使われます。

高い音程から低い音程だけでなく、逆へ動かしたりもします。

勿論クリーン系の音でも役立ちますし、テクニックを必要としないので簡単。

基本的に5弦6弦の低音で太くインパクトを与える使い方が多いものの、BBキングのように1弦の高音をキューン!とやってキメのようにも使えます

エフェクター・道具編

これらは挙げだすとキリがないので、使用頻度が高く調べても発見しにくそうなものを選びます。

音がホワンホワンと言った感じに揺さぶられてブレてる感じ

「ワウ」

ワウを使った有名なギターソロ集です。聞けばああこの感じか!となって頂けるはず。

そしてワウは歪ませたギターだけでなくファンク系のカッティングにもかなり使われています↓

まさに音がワウワウしているように聞こえますね。音の周波数をカットしたり強調したりで音が揺らされているのです。このエフェクターはペダルタイプなので踏み込んで自由に音域の強弱を表現出来ます。マリオとルイージが交互に土管から出てくるイメージで問題ありません。ちなみに勝手にワウをかけてくれる「オートワウ」というものもあります。ソロでもバッキングでも使えばなんか上手く聞こえる魔法のエフェクターです。

このワウ感を体験する手軽な方法として、曲を流したスマホ等のごく小さいスピーカーを口で軽く覆って、口の入り口を大きくしたり小さくするとワウのような感じになります。

音が出た後なのに音程が高くなり、ぅぃぃいいいんん↑!となる

「ワーミー」

Street Sweeper Social Club - Promenade - NIN|JA Tour - 5.27.09

飛び道具的なペダルです。

ワウと同様踏み込み具合で音が上下します。動画の通り一音ずつ弾いているだけなのに劇的にかっこよくなります。音程をあげるだけでなく度数を指定してハモリも可能なので素敵なペダル。

達人はアームのような激しくうねるようなプレイも再現できるようです。ハーモニクスをワーミーでコントロールしたり、コードをうねうねさせたりと可能性は無限大。

まさにエレクトリックな音の動きなのでエレキならではの面白いソロができそうですね。イメージは宇宙人との交信音です。

 ギターを始めたての頃どうしてもこのワーミーの存在が解明できず、音源を聞いても何をしているかさっぱりでした。

ブルースでよく聞く音の移動が滑らかで音がつながっている音程移動

「ボトルネック・スライドギター奏法」

 The Derek Trucks Band - Get What You Deserve

左手にボトルの切れ端みたいなものを装着し、指の代わりにそれでスライドさせつつ演奏する奏法。元は実際の瓶のさきっぽを切って使っていたそうです。

音を練り込んだような粘りと、フレットを感じさせないスムーズな音階移動が特徴です。特に音から音の経過音が気持ちよく他の方法では出せない音色なので、習得の価値あり。バイオリンのような綺麗な繋ぎになり、伸びやかでバックのストリングスとしてもメインでも目立てます。黒板消しでスケートしているようなイメージでしょうか。

ボトルの種類は何種類がありますが、ガラス製(柔らかい音)、金属製(ギラギラした音)がメジャーでしょうか。自分で瓶を切ってオリジナルを作るのもいいかも。

ガラス製は落としたら割れるのでご注意を。私のはヒビが入りました。

音程がとても上下したり、ギュィィィィイイイイン!となったりする

「アーム」

アームを使って遊んでる動画です。特に意識せずともアームをもっている人は多いハズ。ストラト系には大体ついている某ですが、使ったこと無いという人もいるかもしれませんね。

ブリッジの穴に挿して使うもので、アームを上下させると弦のテンションを強くしたり弱くしたりします。一度出した音をぐいーんと持ち上げたり下げたりするイメージ。今まで紹介した音を機械処理するのではなく、直接弦に影響を与えているので歪ませていると余韻や小さな音を拾ってそれも変化し、効果音的な使い方も出来ます。アーム+ディレイやワーミー等を使って個性的な音を出すギタリストや、ジェフベックのようにフレーズの途中にアーミングし音の輪郭がはっきりしない音の使い方まで様々。

ここでもハーモニクスは強く弦を弾いてからタップでハーモニクスするとギュィィィィイイイインとなったりします。イメージはチャージ砲です。

ギターによってがっつりアームアップ出来なかったりチューニングが狂いやすかったり。するので、アームマニアになりたい人はフロイドローズのギターを購入しましょう。

 音が途切れずにずっと鳴っている・右手でなにかしてる

「e-bow」

若干マニアックなガジェットです。

磁気フィールドを生み出し弦を振動させ続けるというSF的な発想。似たものでサスティナー等もありますが細かい準備など何も必要とせず、右手は添えるだけでずーっと音が出続けます

弦をe-bowの隙間にはさみこむと、弦が振動しずっと音を出すことが出来ます。

発売日は20年以上前と時代を先取りしすぎた感が。

シンセで流すストリングスのようにずーっとなり続けるのでアンビエントや、荘厳な楽曲に合いそうではあります。ただ扱いが難しくコツもいる上に、構造上弦は1本しか鳴らせられないので使い所が難しい。

一昔前にこれをギターに当て続けて短期間で弾き込んだギターにさせる、といった演奏以外の可能性を見出されているのに「e-bow」の底知れぬ物を感じました。

おそらく今後もスポットがあたらなさそうなアイテムです。私は家で腐らせてます。

おわり

とりあえず特殊な音の出し方は掲載できたかなと思います。

分からなそうなものを思いついたら追加しておきます。

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