【初心者・動画あり】エレキギターの種類一覧!音を聞き形を見て知る!

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エレキギターは沢山の種類がありそれぞれ音や見た目に特徴があります。

ここでは大まかにエレキギターの種類をまとめていくので、ギターそれぞれの・見た目・音色・構造に加え実際の使用している動画で音色を楽しみながら、好みのギターを見つけてください。(勿論メーカーによっても個性の差はあります)

基本的にどんなギターでもあらゆるジャンルに合わせられる事を頭の片隅に置いて、個性を楽しみましょう。

※個人の主観・感覚的なものが入っています

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 ソリッドギター タイプ

エレキギターで最も目にしやすくスタンダードとも言える構造のタイプです。

・アコギの様にボディに穴が空いておらずボディが空洞ではないのが一番の特徴。中身内側も全部素材が詰まったギター

・アコギより生音が小さく(音が穴で反響にくい為)ハウリングと呼ばれる雑音が比較的出にくい

種類も数多く存在しておりエレキギターといったら大体ソリッドギターをイメージされる方も多いでしょう。ソリッドタイプのギターの種類をまとめていきます。

ストラトキャスター(STRATOCASTER)

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Fender - フェンダー公式サイトよりAMERICAN VINTAGE '65 STRATOCASTER®

半径1km圏内でギタリストを探すとまず誰かが持っているギターです。

Fender社が開発したギターで現在は様々なメーカーもストラトキャスタータイプを販売しています。

 特徴 

・音は細めでシャープ、透明感高めの冷ための音色。薄くペチペチするような音が出せる

・和音は音を整列させてジャーンと出す感じ

・歪ませてロック、クリーンでジャズは勿論ファンクのカッティングに良く合う

・トレモロユニットによるアーム奏法が楽しめる

・ピックアップが5wayの物がスタンダードで音色を細かく変化させられる(二つのピックアップから同時に音を出して、音色を混ぜれる)

・ 参考動画

・ジャンルごとで使うと(長所→短所)

歪み系ロック・フュージョン(素直な歪と抜けの良さ)→少しキンキン(金属感?)する時もある

クリーン系・ジャズ(クリーンでポロポロ丸く落ちる音)→太さが足りないとも言える

ファンク・カントリー(一つ一つ細いのでハッキリ際立つ)→和音が弱く感じるかも

・まとめ

価格帯も廉価版からハイエンドと幅広く、どの層のギタリストも使える万能機です。

レスポールに比べると力強さがやや落ちますがセッティング次第でどんなジャンルもこなせます。機材やアーミングによって表現の幅が広がるギターなので、まずは一本持っておきたいギターです。

レスポール(Les Paul)

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GibsonよりBurstdriver™ Les Paul Standard

こちらも半径1km圏内に存在するパターンです。ストラトキャスターと同じぐらい人気がありエレキギターの代名詞とも言える存在。

ストラトと比べとっても図太い音でバンドサウンドの迫力を一気に押し上げます

 特徴 

・音は太く芯がある、暖かく大地感ある音色。厚みがあり押し寄せる音を出せる

・和音は低域ごと音をまとめて一気にドーンと出すイメージ

・HRや歪み系のジャンルによく合い、クリーンでもまろやか

・他のエレキギターに比べると重く、シングルカッタウェイなので低い弦の高い音が少し弾きにくい

・何を弾いてもバンドでの存在感が出やすい

・参考動画

・ジャンルごとで使うと

歪み系ロック・フュージョン(歪ませても音が暖かく痛くない)→抜けのみを見ると埋もれやすい

クリーン系・ジャズ(丸く大粒で優しい)→箱モノと比べると細く、電子感がある

ファンク・カントリー(ごりごりいける圧迫感)→細かいカッティングは音が太くぶつかって聞きにくいかも

・まとめ

圧のあるかっこいいギターです。ストラト同様色々なモデルがあるので手が出しやすい。弾き方次第でこれまたどんなジャンルにもフィットします。歪との親和性がとても高く、激しくエフェクトをかけても負けない太さがあります。

まさにロック!といったギターですね。

テレキャスター(TELECASTER)

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 ※Fender - フェンダー公式サイトよりAMERICAN ORIGINAL '50S TELECASTER®

ソリッドギターはこのテレキャスから生まれました。

ストラトから丸っこい音色部分を抜き取ったような抜身のギターです。

いかにもなシングルコイルの音は唯一無二

 特徴 

・音は鋭く固い、爛々としたキラキラ系の音色。ジャキジャキ刺さる音

・和音は細かく音を針のように射出させるイメージ

・簡単に歪むし音は細いが目立つ。ファンクでもストラトより存在感が出る。

・とにかく軽く振り回せるので女性でも破壊しやすい

・ 参考動画

・ジャンルごとで使うと

歪み系ロック・フュージョン(刺すような歪ときらびやかな音)→高音がキンキン(金属感)する時が多い

クリーン系・ジャズ(ピッキングニュアンスで音の輪郭が変えれる)→フロントPUなのにリアPU感がある

ファンク・カントリー(弾けまくる音なので目立つ)→主役を食べる可能性

・まとめ

万能とは言えないかもしれませんが、テレキャス独特の音色が個性全開で響きます。

ジャズでもJulian Lageが使用していたりするので、ギタリスト次第で個性を保持しつつ色々遊べます。

SG

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 GibsonよりSG Standard Bohemian

レスポールの亜種のようなギター。レスポールをややストラトよりにしたギター

ダブルカッタウェイでハイポジも弾きやすくなっていますね。

デザインが個性的でルックスも人気があります。

 特徴 

・音は芯がありキュッと引き締まった力士の様な音色。抜けが良くスコーンといく

・和音は粘りのある中域サウンドで優しめ

・レスポールの低音のモワッとした部分を少しだけ削ぎ落とした印象(中途半端ともいえる)

・バンドを支えるような安定感あり

・軽めで取り回しが良い

 ・参考動画

・ジャンルごとで使うと

歪み系ロック・フュージョン(音が太く暖かく抜けがいい)→中途半端とも感じ取れる

クリーン系・ジャズ(輪郭がスッキリしており優しい)→低音が少し弱い?

ファンク・カントリー(太くそしてある程度の細切れ感)→ストラト等には負けるかもしれない

・まとめ

 レスポールとストラトのいいとこ取りとまでは行きませんが、バランス的には良くこの音色に魅了されるファンも多いようです。レスポール寄りですが軽快な曲を弾きたい時にも使えそうな名器。

 ホロウボディ(Archtop) タイプ

エレキギターにアコースティックのような空間をボディに作り、より響かせることを重視したギタータイプです。ちなみにボディのf型の穴はfホールと呼ばれています。

 ・ボディに空間がある

 ・その分ハウリングしやすい

・ホロウボディ構造にしか出せない音が特徴的

 箱モノと呼ばれるこのギターは主にジャズに合う甘いクリーントーンを出せるのが特徴です。 

フルアコースティックギター(Full hollow)

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 GibsonよりL-5 CT

ジャズギターをやりたいんだ!という人の90%が一度は手にした事があるであろうギターです。中が空洞でこれでもかというほど甘いトーンが出せます。

和音も単音もとにかくまろやか。フワフワ浮いているような音色が楽しめます。

 特徴 

・音は太くとっても甘い曇ったトーン。箱モノでしかだせないウェットな音色がある

・和音はこんもりして全体の輪郭がおぼろげ、でもコード感はわかる

・生音が大きい分アンプを繋ぐと音量によってはハウリングしやすい

・高音でのパリっとコロッと感のする音は他のギターには見られない

・ボディが大きい

 ・参考動画

 

・ジャンルごとで使うと

歪み系ロック・フュージョン(音がボワーっと太い)→音が抜けず重い

クリーン系・ジャズ(完全なジャズトーン)→リアでもそこまで細くならない

ファンク・カントリー(ごつい)→音がぶつかって使いにくい

・まとめ

完全に用途の方向性があるギターなのであえてジャズ以外で使うのは、なかなかチャレンジャーです。フルアコでロックを歪ませて弾いたりしている人もいますが、ちょっと無理があると思います。使うならジャズでどうぞ。

セミアコースティックギター(Semi hollow)

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  GibsonよりLate 60s ES 335TD

 フルアコのようなトーンも欲しいけどロックとか色々なのにも使いたいんや!な人向けのギター。完全にボディを空洞にしているわけではなく、センターブロックという木が中央に入っています。

これによりハウリングしにくくなり音色的にもソリッドギターの特性を少し得ています。 

 特徴 

・音色は箱モノ特有の甘いトーンとソリッドの個性を少し吸収しているいいとこ取り

・和音は素直にまとまって出て来る印象

・歪ませると芯のふとい部分に歪みがまとわりつく独特な音色になる

・クリーンでも歪ませてもどのジャンルでも対応可

・フルアコに比べると音の厚みは減りややぼやける、その分軽快になり万能感が出る

・ボディはやはりソリッドより大きい

 ・参考動画

・ジャンルごとで使うと

歪み系ロック・フュージョン(箱感が出てから歪が追いつく感覚)→ソリッドに比べると抜けにくい

クリーン系・ジャズ(ほぼジャズトーン)→フルアコの暖かみには劣る

ファンク・カントリー(音が太いが割りとジャキジャキ)→太いので目立ちすぎるかも

・まとめ

ジャズもそれ以外も弾きたい欲張りなあなた向けのギター。ただ汎用性は凄まじく大体のジャンルがカバーできます。器用貧乏とも言えますが、歪ませた時の音色はセミアコ固有の不思議な音色になるのでジャズをしない人でもOK。 

テレキャスターシンライン

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Fender - フェンダー公式サイトよりMADE IN JAPAN TRADITIONAL 69 TELECASTER® THINLINE
テレキャスターにセミアコチックな加工をしたギターです。

鋭利な音の個性があるテレキャスですが、そこにまろやかさが加わり刺さるような音を包み込んでいるような音色です。

個人的にヤンキーが丸くなったようなイメージです。

 特徴 

・音は鋭く伸びるが先端が丸くなったような落ち着きが加わった

・和音も素直に前に出てきて散らばらずまとまりがある

・ホロウボディだがその他アーチトップまでのクリーンの柔らかさはない

・若干モコモコしているのでテレキャス独特のジャギジャギ感が減少

・参考動画

・ジャンルごとで使うと

歪み系ロック・フュージョン(音が抜けキンキンしない)→ノーマルと比べ輪郭がぼやけている

クリーン系・ジャズ(フロントらしい音が出る)→でもやっぱりテレキャスだこれ!

ファンク・カントリー(ペカペカサウンドが合う)→勢いのある鋭さは減った

・まとめ

テレキャスがやや丸くなりました。全体的に爽やかな音色になり個人的に好きなギターです。

ただテレキャス好きはあの感じが好きだと思うので、テレキャスを心から求めている人には半端に映るかも。とはいえやはりこのギターも例に漏れず個性的ですね。

エレアコ・エレガット タイプ

「アコースティックギター」や「ガット(クラシック)ギター」といった、本来生音をマイクで拾うようなギターをシールドでライン接続できるようにしたギタータイプです。

・見た目はアコギやガットギターのようだが、ツマミがついていたりエレキのようにアンプに繋げられる。

・両方とも生音はほぼ元と変わらないが、アンプと通すとよく似てるけど違う独特の音がでる。

ギターに直接差すタイプなので音の加工がしやすいです。ものによってはアコギ・ガットギターよりボディが薄かったり、指板の幅がせまかったりと扱いやすいタイプも存在します。

エレアコ

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Ibaneze - アイバニーズ公式サイトよりAE900
ブロンズ弦を用いるアコースティックギターをライン接続できるようにした、エレクトリックアコースティックギターです。

アコギのようなきらびやかなシャキシャキサウンドをエレキで実現しています。

 特徴 

・アコギのように音がキラキラ

・エレキに近い取り回し

・アンプを通すとまろやかさが増しやすい

・参考動画

・まとめ

通常のアコギならサウンドホールにマイクを取り付けたり等で生音を拾って拡大しています。

エレアコとは音を拾う仕組みが違うので、アンプからの音を聞くとなんとなく違いがあるのがわかると思います。

完全なアコギの音ではなくエレアコの音がでるのでこの音に魅了される人も多いハズ。

そういった意味でもアコギとエレアコ二台持ちも面白いかもしれません。

エレガット

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Godin - ゴダン公式サイトよりMultiac Nylon
ガット弦を用いるガットギターをライン接続できるようにした、エレクトリックガットギターです。

種類も豊富で見た目がガットギターそっくりなものから、上記の写真のようにサウンドホールがないものまで様々。

 特徴 

・ガット弦を張る為音がまろやか

・生音が控えめの物が多い

・音の特性上ソロギターに向いている

・ガットギターのような音は出るがやや細くアンプを通すと全く同じ音はでない 個性的

・参考動画

・まとめ

実際のガットギターはエレキより指板が厚く広くなっていたり、慣れていないと弾けたはずのコードが弾けなかったりとエレキとは全く違う操作感です。

紹介したGodinのエレガットのようなタイプは、ボディも薄かったり指板も狭めだったりとエレキからの乗り換えがとてもスムーズに行なえます。

エレキのように弾きやすいガットを探している方におすすめ。

※ちなみにヤマハからはボディをくり抜いて生音の消音性を高めたエレアコ・エレガットが発売されていますので、うるさくしたくない方は要チェック

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おわり

人によって感じ方は違いますが出来るだけ大まかな違いが分かるように記載しました。

気になったらまずは試奏をおすすめします。 

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