まあ曲を聞くのに初心者もクソもないんですけどね!!曲は曲!
ジャズって、聞いてみよ~っと軽い気持ちで調べたものの、おすすめされる曲は渋すぎたりリズムも取りにくかったり、でも古典ジャズは聞かないといけない!と言われたりなかなかのめり込みにくいジャンルだと思います。
とはいえ最近のジャズも多様化しすぎて、曲によっては、ポップすぎない(BGMっぽすぎる)?とか難解すぎない?とか、もっとおっさんがいるバーで聞けるやつがいい!という方もいると思うので、大多数の人がイメージする暗いバーで流れる古めのジャズ、でもキャッチャーで聞きやすい曲を集めました。
- Louis Armstrong - I Got Rhythm
- John Coltrane - My Favorite Things
- Dizzy Gillespie - A Night In Tunisia
- Miles Davis - So What
- Miles Davis - Milestones
- Herbie Hancock - Cantaloupe Island
- Art Blakey - Moanin'
- Sonny Rollins - St. Thomas
- John Coltrane - Lazy Bird
- John Coltrane - Giant Steps
- おわり
Louis Armstrong - I Got Rhythm
ノリノリのテンポで聞きたい方へ
George Gershwin作曲。ルイ・アームストロングVer。
元は「ガール・クレイジー」というミュージカルの為に作られた曲です。日本でも有名なので聞いたことある人もいると思います。
ミュージカル曲らしくウキウキなリズムで跳ねるようなメロディが場を盛り上げます。歌姫がいるバーでどうぞ。
John Coltrane - My Favorite Things
ふわふわしたメロディを聞こう
こちらも有名曲。JR東海のCMで流れていたので、この曲イコール旅ソングと結びつけている方も多いはず。CMで流れていたカバーは「GONTITI」という日本のグループです。
この曲も「サウンド・オブ・ミュージック」というミュージカルの劇中歌。しっとりとした、どこか哀愁が漂うメロディは不思議な世界。頭に残るテーマです。
個別記事↓
Dizzy Gillespie - A Night In Tunisia
雰囲気が変わるのを感じます
ベースからひっそりと始まる繰り返しのちょっと不気味なフレーズ、そして合流する管楽器の空気を上昇させるようなメロディ。サビになると前半とは打って変わっていかにもなスイングするようなジャズへ。曲の雰囲気がコロコロ変わるのに一貫性はあるとっても華麗なジャズです。チュニジアの夜がこんなにエキゾチックなら一回行ってみたいものです。
個別記事↓
Miles Davis - So What
一音一音噛み締めたい方へ
帝王の登場だ!またまた印象的なベースに、ピアノとトランペットが華やかに飾りつけのアクセントを付けます。ベースの方が音数が多くて、ピアノとトランペットは二音しか出してないのにこの存在感。一つ一つの音にすごく意味がある曲なのでじっくり聞きたい人におすすめです。
Miles Davis - Milestones
印象的なメロディを聞きたい方へ
またまたデイビス。先ほどのデイビスとは違い、出だしからなんだか楽しげな感じが。足取りが軽やかな印象を与えますが、メインテーマに入ると可憐な感じのメロディが演奏されて急に繊細な曲へと変化します。そして急に入るプッ!の音が可愛らしい。マイルスの音って素敵。
Herbie Hancock - Cantaloupe Island
落ち着いた雰囲気を楽しみたい方へ
セッションの定番曲。落ち着いた雰囲気でまったり進みます。
簡単な伴奏なのに以上に耳に残る曲で、お酒を飲みながら聞きたい。シンプルな曲なのでその分ソロの部分をどう表現するかを注目しながら聞いて頂きたい曲です。
Art Blakey - Moanin'
大人になりたいあなたへ
最初のフレーズでもうアダルトな世界へ引き込まれていきます。間のとり方や空気感、何もかもが大人っぽいそんな曲。まさにバーで流れているような雰囲気なのでグラス片手に聞いてみましょう。
Sonny Rollins - St. Thomas
青いカクテルを飲みながらビーチで聞きたい曲
セントトーマスとはカリブ海に存在する島で、そのトーマス島の童謡「The Lincolnshire Poacher」が元になったそうです。
この曲を聞くといつも爽快な海の情景が浮かびます。南国の海沿いのようなイメージの曲なので、気張らずに聞けてジャズ苦手な方にもおすすめ。
John Coltrane - Lazy Bird
機嫌よく散歩してる時に聞きたい曲
再びコルトレーンです。全然怠惰な鳥ではないです。
最初のピアノのイントロがカッコよすぎて、その部分だけリピートしたくなる曲。
サックスの伸びやかなメロディが鳥っぽいと言えば鳥っぽい。
でもイメージするのは二足歩行で街をノリノリで歩く鳥です。個人的神曲。
John Coltrane - Giant Steps
音が大地を踏みしめて歩くような曲
正直覚えやすい曲かと言われればそうではない。でもキャッチャーであることは間違いないので紹介。メロディを覚える為に「で~か~いーあ~し~」と歌詞をつけていたのは私だけでは無いはず。
コルトレーンといえばこの曲。目まぐるしく変わるコードとかそんなのは置いといて、階段をステップで刻みながら降りるようなメロディはまさにジャイアントステップ。テーマが終わったあとのソロも怒涛に、優雅に駆け抜けていくので聞き入ってしまいます。まさに楽しいジャズです。
おわり
私も聞きはじめの頃はおすすめしてもらった、映像が白黒時代の「all the things you are」とか「Dona Lee」とか聞いてもメロディがわからなかったり、どこまでがテーマ?と理解するのに難航した覚えがあります。なので印象に残りやすいフレーズのある曲を選びました。コルトレーンが多いのは趣味です
ジャズのスタイルも様々なので、今回のが気に入らなかったら他のジャズを聞いてもいいですし、気に入っても他のジャズを聞いて欲しいなと思います。楽しく聞ける音楽をどんどん開拓していきましょう!
どうでもいいですが、ガレスピーって演奏しているときハムスターみたいですよね。
スタンダードカバー個別記事まとめ↓