スキャットとは言葉を使わずに「ララララ~」みたいな感じのノリで歌うあれです。
トランペット奏者の「ルイ・アームストロング」で広がり誰もがスキャットを知っています。誰でも口ずさめばミュージシャン。スキャットは楽器を弾かない人にも楽しめるはず。
ということで音楽に言葉はいらないを体現した有名な曲を集めました。
- Sarah Vaughan-Autumn Leaves
- Scatman-Scatman John
- Me & My - Dub-I-Dub
- un homme et une femme
- Saint Preux & Danielle Licari - Concerto Pour Une Voix
- Eddie Thomas Singers
- Jambra-Pro Stocker
- India Arie & Raul Midon - Back to the middle
- Pink Floyd - The Great Gig In The Sky
- めざめ-伊集加代
- おわり
Sarah Vaughan-Autumn Leaves
・芯のある即興スキャットを聞きたい方へ
フィー!ダバダバディー!パッパシャラララ~!
ごきげんなスキャットでスタンダードの「枯葉」を歌い上げます。まるで管楽器のようなスキャットを取るのですが、トランペットの動きを意識されているようです。
わーい!声だけなのに楽器の代わりにもなって、ソロまで出来るってスキャットすごーい!サラはジャズボーカリストとして大変人気があり、ジャズシンガー御三家の一人なので実力は折り紙付き。ここまで楽しくスキャットされたら一緒に歌いたくなりますよね。
Scatman-Scatman John
・超ハイテンションマシンガンスキャットを聞きたい方に
スキャット曲を語るならこの曲は紹介せねばならない…
ピーッパッパパラッパ~で有名なスキャット界のレジェンド。歌っているスキャットマン・ジョンは吃音症でそれを逆に利用し楽曲に取り入れ、しかも曲の歌詞が吃音症の子どもたちを励ますものなんです。かっこよすぎるぜ!
サビはのりのりのテクノ調に思わず口ずさんでしまうスキャットで、気分も最高潮!
とにかく何も考えず声を出しまくりたい!な人におすすめします。
Me & My - Dub-I-Dub
・のりのりトランススキャット!
サビのドュビドュビの部分を聞いたことある人は多いはず。
当時流行っていたノリノリのトランスのビートに小気味よいメロディが追随していきます。姉妹アイドルデュオ。
スキャット以外の歌詞部分は彼氏に「もう貴方の愛はいらない」 と案外冷めた内容です。
un homme et une femme
・パリジェンヌとスキャットンヌしたい方へ
「男と女」という映画の曲のメインテーマ曲。
まあスキャットはサビだけなのですが、口ずさむ度で言えば上位なので選びました。
ボサノバテイストの楽曲に、優しげなボーカルの声が染み渡ります。メインのサビ部分でスキャットすることでより聴衆にメロディを聞きやすく、覚えやすくしています。
ラララララ。
Saint Preux & Danielle Licari - Concerto Pour Une Voix
・オペラの高音ボイスを聞きたい方へ
スキャットと言えばダバダバダ教徒のメッカを案内しないといけない。昔はよくTV番組の挿入BGMとして使われていたので御存知の方も多いでしょう。
本当に歌詞がなくひたすらダバダバです。そのスキャットの表現の仕方も部分で意識して飽きが来ないですね。曲中半分ぐらいのハイトーンボイスはひたすら綺麗。
ダバダバダな世界へ…
Eddie Thomas Singers
・多人数のスキャットで盛り上げたろ!な曲
皆で歌えば楽しいのさ!を主張した曲。
何も考えずともよいのです。ただ声を出して楽しむのが人生です。
年代を感じさせるスキャットというか全体的に懐かしい雰囲気の曲ですね。こういった歌詞が存在せず、楽しく歌えそうなものは音楽に馴染みがない人でも勢いで参加できそうなのがスキャットのいいところ。
Jambra-Pro Stocker
・声を張らずにあぁ~~ってやりたい人向けの曲
かっこいい…
聞く通りブラジリアンなグループですが、向こうの言語が分からないためスキャットかどうか分かりません。多分スキャットだろ!と思ったので紹介。
最初はやや怪しい曲調ですが、徐々に光が指すような構成が感動させられる。スキャットは早く言ったり、力強く言うだけが全てではないのだ、と教えてくれる曲。向こうの音楽はメロディーに体を任せたくなるような心地よさで気持ちいい。あぁ~って言ってるだけでとってもハッピー。
India Arie & Raul Midon - Back to the middle
・スキャットと違うベクトルの表現を体感したい方へ
ラウル・ミドンは盲目のシンガーであり口の魔術師。なにが凄いって口からトランペットの音が出るんです。意味分からなくても上記の動画を見れば一目瞭然。大きく分ければスキャット?
厳密にはスキャットとはいえないかもしれませんが、使うのは口だけなので選出。空気の出し方でこのような音が出るみたいです。音程が正確な上感情のこもった音なので普通に驚嘆。
Pink Floyd - The Great Gig In The Sky
・最高の盛り上がりのシャウトをずっと聞きたい方へ
Wowoooooo~oooooooo~
HuAAAAAAAA~AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
AAAAAAAAAAA~AAAAAAAAAAAA
AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
AAAAAAA!!!!!!!
めざめ-伊集加代
・コーヒーを飲みたい人へ
日本人なら誰でも知っているスキャット曲No.1。ネスカフェ社員ならフルコーラスで歌えそうな曲No.1。これでスキャットデビューするキッズも多そう。
ダバダバ例のメロディが聞こえてくるよ。CMで聞きすぎてフフってなるけどちゃんと聞くととっても綺麗な曲なんです。綺麗な歌声が重なると更に綺麗になってしまうそんな曲。キャッチャーなメロディかつボーカルのみのアカペラ編成なのでとても印象に残りますね。コーヒ飲もう。
おわり
音楽というのはどうしても楽器経験者でないと伝わらない部分や楽しさがあり、ある種弱点とも言えると思うのですが、スキャットは誰もが再現しやすくすぐに楽曲のメンバーになれるのが大変魅力的です。
意味のない言葉で歌っているとはいえ適当に歌うのではなく他の楽器のように音程の正確さ、音の使い所もパシッときめてこそのかっこいいスキャットですのでマスターするのは難しいかもしれません。しかし楽しく歌って盛り上がるのが醍醐味とも言えるので、皆さんも気軽に口ずさんでみてはいかがでしょうか。シャバダバ~。