死ぬ前に行きたい世界の橋的なランキングにもランクインしていた気がする、静岡の山奥にある寸又峡にかかる橋「夢の吊り橋」。
ここはしっかりした頑丈な普通の橋ではなく風が吹けば大きく揺れるほど頼りげない、木造のスリルある橋です。
今回はあまりWeb上に雨天時について書かれた記事がなかったのでまとめてみました。
雨が降ってると危険?危ないんじゃない?といった疑問に対してまとめておきます。
夢の吊り橋よりもスリルがある近くの「塩郷の吊り橋」も合わせて記載しています。
夢の吊り橋を観光する予定の人はこちらの橋の方が長くてスリリングなので是非行きましょう。
GW真っ只中の混雑しているであろう午前10時頃での所感です。5月ごろなので春、秋に観光する際の服装等も参考にしてください。
夢の吊り橋について
・メインページ
http://www.okuooi.gr.jp/wordpress/20110831/267/
・通行規制などのお知らせ
http://www.okuooi.gr.jp/wordpress/category/information/
・レビューや行き方など・晴れてるときの写真(※LINEトラベル)
https://www.travel.co.jp/guide/article/27306/
晴れてるときの綺麗な風景や、細かい道順はこちらを見たほうがわかりやすいです。
この記事は雨天時に観光される方、5月ごろの服装を知りたい方向けの記事になります。
前提として連休中・行楽シーズンは橋が一方通行であったり、その場合回り道して山を上っていくルートが割と(息切れる程度には)ハードなので気をつけてください。
橋を渡るときの待ち時間を抜きにして普通に行って帰って来るのに1時間半程度はかかるとみておくといいと思います。
できるだけ午前中の人が少なく待ち時間がない時間帯に行きましょう。
駐車場はナビ通りに歩行ルートの入り口に有料でありますが、混んでいると停められないのでできるだけやはり早めに行くのがおすすめ。
≪夢の吊橋を安全に楽しむためのご注意≫
① 夢の吊橋の通行時間は、夜明けから夕暮れまでです。時間に余裕をもってお出かけください。
② 自然景観を守るため、プロムナードコースには外灯がありません。夜間の通行はできません。明るい時間にお渡りください。
③ プロムナードコースは、急な下り坂と304段の急階段があります。歩きやすい靴で散策ください。
④ 温泉駐車場から夢の吊橋まで、片道徒歩約30分~40分です。ゴールデンウィークや紅葉シーズンなど混雑時には、渡るために60分~120分程度の待ち時間が発生します。時間に余裕をもってお出かけください。
⑤ 夢の吊橋は、混雑時一方通行となります。ご注意ください。⑥混雑を避け、ベストショットを撮るためには、午前中のお出かけをお勧めします。
※上記HPより引用
夢の吊り橋-雨天時は危険なのか
観光時に天気は決められないもので運悪く雨が降っていることもあると思います。特にかなりスリリングな橋として有名な夢の吊り橋ですが、雨天時の不安は老若男女あると思います。
結論を先にまとめておくと台風等の暴雨レベルではない限り大丈夫そうです。
下の方で写真も掲載していますが、橋自体には滑るようなツルツル感はなく思ったよりしっかりしているので滑ってコケたりというのはまずないと言えます。
それに捕まるところや落下防止の網のようなものもあるので万一滑っても下に真っ逆さまにはなりません。
気になるところは傘を持っていても大丈夫かという所ですが、かなり揺れるとはいえ片手さえロープを掴んでおけば安心です。写真のように普通の雨ぐらいならほとんど手持ちの傘でした。
ただ掴んでる手は死ぬほど濡れるので時計等は外したほうが良さそうです。
ただ高齢者や高所恐怖症の方はかっぱを持参することを強くおすすめします。とにかく橋自体が風や渡っている人で揺れるので、俺はなにがあってもぶれない男だぜというぐらい自信のある方でない限り、該当する方はかっぱを着て両手を使えるようにしておきましょう。
あとスマホを落とすと助からないので気をつけてください。
服装
5月で暖かくなってきたとは言え山の中は寒いです。しかし後述する橋を超えてからの階段で死ぬほど暖かくなるので、春秋の季節なら着脱可能な動きやすい格好がおすすめです。
長袖1枚、半袖1枚で自分はちょうどだったので参考にしてください。
雨天時の寸又峡「夢の吊り橋」を散策
ここからは道中含めて雨天時の写真を掲載していきます。
雨に包まれた夢の吊り橋の雰囲気を感じてください。
当たり前ですが雨が降っているので名物である寸又峡の川のエメラルドグリーンは拝めずに、アメフルドブラウンの川を拝むことになります。
・駐車場
渓谷の手前に売店と併設されている駐車場があります。一回500円となかなか強気な値段ですが橋から一番近い駐車場なのでここに停めるのをおすすめします。
近くには売店がありトイレもあるので、この先長い距離を歩くことを見越して準備しておきましょう。
・橋までの道のり
さてここから橋があるところまで山を下っていくわけですが10分ほど歩くとこの看板が見えてきます。
この看板がターニングポイントなので足腰がかなり弱い人は一旦ここで止まりましょう。
橋に行くまでの道程はかなり楽で、橋を渡った先が地獄なので自分の体力とよく相談してください。この急な上り階段はしんどさで言うと消費税が11%になったぐらいの辛さです。
もし体力が不安だけど橋をみたい!な人は連休中などの混む季節を避ければ、普通に往復できるようなのでそうしましょう。行きはよいよい帰りは怖いです。
とにかく行きは緩やかな階段なのであしを滑らさないよう下っていきます。
・雨の降っている夢の吊り橋
10人ずつしか渡れないので混雑している場合は1時間以上待つときもあるようです。
GWとはいえ、午前中でしかも雨。人が少なくスカスカで待ち時間はほぼなし。軽快に観光できました。
もちろん川は綺麗な増水グレーパラダイスです。
足場はとにかく細いの一言に尽きます。風で揺れるわ、人の動きで揺れるわでなかなかの恐怖を味わえます。
四国のかずら橋も隙間から落ちそうなヒヤヒヤブリッジでしたが、こちらはかずら橋とはまた違う怖さの揺れで落ちてしまいそうなタイプの橋でした。
もちろん私も渡ったのですが後ろからくるおじさんのスピードが猛烈に早く、なおかつなかなかワイルドな歩き方をするのでめちゃくちゃ揺れてプレッシャーと怖さで、パックマンに食べられる幽霊みたいなやつの気持ちを少し理解できました。
あおり運転はよくないなとしみじみ思いました。
足元はツルッとはしておらずキュッとなるタイプの足場なので、雨が降っていてもそこまで気にしなくて大丈夫でした。
・帰りの登り道
そして帰りは300段もの階段を登ることになります。ここがほんっとにきつくて体力のない人を吊り橋に閉じ込めるような、そんなトラップではないかと思うぐらいきつかったです。
途中休むスペースはあるもののこの階段を登っていくと足が悲鳴を上げ、酸欠になり前後不覚になりお金もなく恋人もいないまま孤独死する未来をみてしまう。そんな階段でした。
ちなみに階段を上がってからも30分ほど山道を歩くことになるのでなかなか辛いですが、山ガールがいるとなんとか耐えれると思います。
塩郷の吊り橋
そしてなんと夢の吊り橋より車で20分ほどのところに同じような吊り橋があるのです。
その名も「塩郷の吊り橋」
・わかりやすいWebサイト
https://oi-river.com/places/303
夢の吊り橋よりレベルの高い橋
まるで兄弟のような見た目の橋ですがこちらは普通の車が通る道路の上に架かっています。
いやいやそんなとこかけないでしょ…なところに唐突に現れる橋なのでびっくり。
景色という点では夢の吊り橋に軍配が上がるものの、こちらは夢の吊り橋の1.5倍は長いんじゃないか?というぐらいスリルがある橋となっています。
長い分人の動きを増幅させて更に揺れ、下の川までの距離も夢の吊り橋より高いので恐怖値で言えばこちらのほうがおすすめ。
というか長過ぎて意味がよくわかりません。
オープンワールドゲームで新しいマップへの道だけどイベントこなしてないから渡れないみたいな橋です。ちなみに渡った先はただの道なのですぐに引き返すことになります。
こちらは来る人が少なめなのか普通に交互通行なので、必然的にすれ違う必要があります。ここまで緊張感のあるすれ違いはそうそうないので、是非有意義なすれ違いを過ごしてください。
驚くべきは昔のキッズ達はここを通学路としていたのでなんと自転車で渡っていたんです。
自転車から降りて押して歩くとかのレベルではなく、乗ったままスイ~と走っていたようです。おじさん世代が昔やっていたチャリ走というゲームの元祖ですね。
橋の真ん中から見る川の風景は素敵なものなので是非晴れた日に行ってみてください。
おわり
上り階段をエスカレーターにしてほしい。
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