皆さん今日もギター日和ですね。
ところで手が小さい人ってなかなか弾きにくいフレーズってありませんか?
私も手が小さい方で特にライトハンド系のフレーズを練習しているとどう考えても、立って弾けねえやこれ!!なフレーズが出てきたりします。今回は手が小さい(または開かない)人向けにごっそり運指を変えてはどうか?という提案の記事です。
ライトハンドは左手が割りとしんどい
ライトハンド、タッピングと呼ばれるテクニックはギタリストにとっては、飛び道具的にかっこよく決めることができる素敵な技。そして一つの弦で多くの音程をカバーできるので難しい音符も単純作業化できますよね(もちろんスラーのような音も魅力的)。
ただ繰り返し挿入するリフ的なタッピングならそんなに手も動かなくて良いのですが、手が小さいと駆け上がりフレーズがとてもキツイんですよね。
Hot For Teacherは3-7-12(T)フレットで繰り返しますが、個人的にはそれでも充分ストレッチ的なきつさがあります。
ただ左手がきついなら右手をもっと使えばいいじゃない、ということで左手が開きまくる運指を右手で抑えることにしましょう。
よく左手が動くGuthrie Govanの曲を弾いてみます。
Guthrie Govanのタッピングフレーズを右手でゴリ押す
『Wonderful slippery thing』のタッピング部分
タッピング部分は1:23~
見ての通り早すぎて良く分かりませんが無理してTAB譜にしてみました。
・オリジナル運指Ver
※Tがタッピング部分・ピッキングはしないのでハンズフリーでも練習可
音は合ってますがリズムはよくわからないので原曲に合わせてとりあえずババー!っと弾いてください。要は前半ワンフレーズのタッピングをオクターブで三回弾いて、最後決めに入るといったフレーズです。ただそのワンフレーズの左手がかなりきつく、中指から小指まで4フレット動かす必要があり普通に手が千切れそうです。座って弾くならまだしも立って弾くのはなかなか難しいものがある。
ので↓の運指に変えました。
・左手緩和右手忙しいVer
ご覧の通りタッピングをフレーズ3つ目に当てはめ、折り返しの音を左手小指で弾いています。オクターブなので形さえ覚えればずらすだけ!でもこっちも難しい!
というわけであまり意味のない変換ですが物理的に可能なので手の小さい人におすすめ。というか最近は縦移動のタッピングフレーズも多いので指板で度数読み取れると簡単に出来ると思います。
『Fives』でのタッピングフレーズ
せっかくなのでFivesのタッピングもやってみましょう。
タッピング部分は1:43~
・オリジナル運指Ver
先程のフレーズと比べると難易度は低め、同じように手の形をずらしていくスタイルです。とはいえ相変わらずの左手を開きまくる指運びなので右手に頑張って貰いましょう。
・右手で頑張るVer
今回は音を二つずつ分けて弦移動しました。3つ目の音は左手の中指で押さえています。4拍目のタッピングは間隔が短いため、右手の指を二本使って対応。難しいのはそこだけで、それ以外の部分は自分的にはオリジナルよりスムーズに弾きやすくなっていると思います。後半部分は割りと指が広がりますが気合で頑張ってください。
楽譜
一応TuxGuitarで開けるTAB譜ファイルも置いておきます。
CDはこちら↓
おわり
手が小さくてギター弾けないって嘆いてる人いますか。
ドラえもんよりマシです。