2018/2 更新
おすすめ出来るギターメインのインスト曲を12個選びました。
こんな曲あるんだと知ってもらえるようにバラバラのジャンルで。ジャンルの中で更に細分化出来てしまうのですが、細かいことは抜きにして聞きやすいような曲を選びます。
※曲の紹介なのでアーティストやテクニック等の詳しい紹介はなし。
iTunesのタイトルクリックでアルバム名が出てきます。
- ロック
- ブルース
- フュージョン
- ジャズ
- クラシック
- パーカッション
- ケルト系
- マヌーシュジャズ(ジプシージャズ)
- ハードロック(バカテク)
- オルタナティブ
- プログレッシヴ
- ミニマル・ミュージック
- オーケストラ
- おわり
ロック
Jack Thammarat-「On The Way 」
・エレキギター(ソリッド)
ギターインスト好きなら多分誰でも知ってると思います。
超絶速弾きとかテクニック狂いではないですがとにかくメロディがいい。この曲はギターアイドルに出たときの曲で、とにかく突き抜けるような爽やかさをもったまま終盤まで行き、ギターインスト初心者にもピッタリの曲です。
なんというか日本人が好きそうな盛り上がり方で、音の数は多いのに乗り続けられるのが大変良いです。早く弾くところもあればギュイーンと音を昂ぶらせるとこもあるので、歪ませたエレキギターのよさが詰まっています。
とりあえず爽やかにノリのいい曲ならこの曲です!
ザ・ギターインスト!
ブルース
Stevie Ray Vaughan - 「Scuttle Buttin'」
・エレキギター(ソリッド)
ブルースを弾くギタリストで知らない人はいないギタリストです。
ブルースってなんか渋すぎて聞きにくそう…な中高生にこそおすすめの曲。
ベタなブルースと言えばゆっくり目の曲調で、ギターをおっさんがドヤ顔で弾くみたいなイメージがあるかもしれません(それもかっこいいですが)。この曲は弾きまくります。
かなーり弾きまくります。Stevie Rayのえぐるような音色のギターサウンドが会場を暴れまわるのです。ギターインストなのですが普通オンボーカルのギターソロ部分をずっと聞いてるような迫力があります。ギターに周りを囲まれているような感じ。曲を聞いてるとお酒が欲しくなり、タバコを吸いたくなりますね!吸えませんが!
フュージョン
Larry Carlton - 「Room 335」
・エレキギター(セミアコースティック)
フュージョンといえばセミアコ大好きおじさん。フュージョン全盛期の有名曲です。
あえてふさふさな時のROOM335です。ロックのように激しい部分はありますが、独特のノリというかグルーヴがあるのがフュージョン。昔フュージョンが流行ってた頃にギターインストをやろうとするなら、まずこの曲に憧れる方も多いのではないでしょうか。
曲調はアップテンポでギターが曲を引っ張りつつも、しっかり他の楽器とカチッとはまる時もあるのが楽しい曲です。
ソロ部分はアドリブでいろいろな変化を楽しめます。ソロをガンガン弾き、ちゃんとテーマにもどってくる瞬間の楽しさを知れる初心者問わずインスト好きにおすすめの曲です。
ジャズ
Oscar Peterson & Joe Pass-「Just Friends」
・エレキギター(フルアコースティック)
悩みましたがとりあえずスタンダードナンバーから選んで見ました。ジャズギターの音ときいて思い浮かぶわかりやすい曲です。
スタンダードなので基本的にカバーなのですがギターメインというより、ピアノと交互にメロディをとっていくスタイル。ジャズはちょっと入りにくい…なひとには、まずジャズギターの音を知ってもらおうかとこれを選びました。
テーマ以外はアドリブソロなので盛り上がりの楽しさを知れる曲かなと。
所謂クリーンのジャズトーンが聞けるので、ギターってこういった音も出るんだ!と初心者を驚かせたい。
※Joe Passがギターです。
クラシック
Roland Dyens - 「Tango en Skai」
・ガットギター(クラシックギター)
ギターにもクラシックってジャンルあるの?という方がいらっしゃるかもしれません。ソロギターでよく使われるガット弦の音なので、心地よく他のギターには出せない音色です。
曲はタンゴっぽい曲なのでクラシック感はありません、クラシックギターの曲は大して知らないんですよね…
ギター一本で完結しているのに、メロディ、伴奏、ベース音全てを出しているので不思議。緊張感や気迫が伝わるのが醍醐味だと思うので、この曲からもそういったものを感じて頂けると幸い。
スリルのある曲で何回きいてもドキドキ…そんな曲です。ギターだけではなく、他の楽器の奏者にもおすすめな曲。ディアンスいかつい…
パーカッション
押尾コータロー -「Brand New Wings」
・アコースティックギター
最近クルマのCMに出てる押尾さん。一本でパーカッションも含めちゃう。アコギのシャキシャキ感を味わえるような曲、そしてアコギならではのパーカッションのある曲ならこれ。
この人の曲はどれも希望に満ち溢れたような雰囲気ですが、そのなかでも特にふぁーっとなるような曲を選びました。
この曲聞いていると人生がとても楽しくなるような気がします。感情を直接ポジティブに持っていってくれるような曲は、かなり貴重なのでは無いかと。BGMに流すのも最高!なんか彼女できそう!!!!
ケルト系
Justin King - 「A Saucey Jig」
・アコースティックギター
またまたアコギの曲。Justin Kingは難しい曲もやるけど、落ち着いた曲は民族風のが多くて素敵。
変則チューニングで楽しい。フィドルで弾きそうなフレーズをギターで演奏していますがとってもいい雰囲気!聞いていると自分が大自然の森のなかにいて、踊っているようなそんな曲。
朝聞いても夕方聞いても、夜聞いてもいつ聞いてもぴったりな曲。きらびやかな音でポロロンと弾かれるギターインストです。聞いていると情景が浮かんでくる曲は間違いなく名曲だと思うの。こう、これから指輪を谷に捨てに行くようなそんな情景が…
なんとなくこの曲のTAB譜をつくりました
マヌーシュジャズ(ジプシージャズ)
「Minor Swing」
・マカフェリギター
ジャンゴ・ラインハルトが築いたジプシージャズ。
聞いてすぐに分かるように小気味よくジャッジャッと刻まれる伴奏と、テンションが張り詰めたようなパリッとしたマカフェリギターの食い込んでくるような音色が混じります。
日本におけるこのジャンルのギタリスト人口は少ないですが、根強いファンもいます。
アドリブは基本的にかなりの速弾きをするギタリストが多く、息もつかせぬ切り込みがとっても情熱的。HRやメタルとは一味違う雰囲気の速弾きや、独特の跳ねるようなリズムを味わいたい方は一度この世界に浸ってみてください。
ハードロック(バカテク)
Guthrie Govan - 「Ner Ner」
・エレキギター(ソリッド)
ロックは最初に出たって?これはハードでバカテクなので別ジャンルです。
とにかくスゴテク、ガスリーの曲からの紹介。
テクニックに目が行きがちですが曲の完成度が非常に高い。ギターだけでハイになりたいんだ!というインスト好きに非常にオススメ。
9分近くと長いですが男心を刺激する熱い曲。
構成も、激しくメロディ-ゆったりソロ-激しくソロ-と飽きのこない進行なので聞いてて嫌になることはないはず。
ギターインストとしてギターがこの上なく主役の曲なので、激しいのが苦手な方も、初心者問わず聞いてほしいです。にしても見た目仙人だな相変わらず。
オルタナティブ
Laszlo - 「Bohemian Groove」
・エレキギター(ソリッド)
今まで紹介したジャンルとは一風変わった、乾いた感じの雰囲気全開の大人びたギターです。ギターの音作りもどこかタイトで、耳にへばり付いてくるような力強さも持ち合わせている。
最初は緊張感のあるフレーズでどんどん進みますが、Bメロの部分は少し穏やかに。
しかし勢いは失わずにいるので、どこかへ飛び出したようなふわふわ感です。
Laszloの個別記事はこちら↓
プログレッシヴ
ANIMALS AS LEADERS - The Brain Dance
・エレキギター(エレガット+8弦ギター)
プログレっていうのは大体弾いてる人は変態だし、それをコピーする人も変態です。
ギタリストはプログレ界で有名なTosin Abasi。8弦ギター、使っている機材からしてプログレッシヴ。
コピーするのすらハードルが高い彼の曲はプログレらしくテクニックも凄い。
プログレと聞くとなかなか聞きにくいイメージですが、この楽曲はガットギターをメインで演奏しており落ち着いた優しい音色が特徴。
やや民族チックな雰囲気に時折入るゴリゴリのディストーションサウンドで聴衆はメロメロ。動画では最後の方に8弦ギターに持ち替え、激しいのにうるさくない気持ちのいいギターを聞くことができます。
一言でいうとかっこいい曲ということです。
ミニマル・ミュージック
Steve Reich&Pat Metheny-「Electric Counterpoint III (Fast)」
・エレキギター
現代音楽でよくでる反復音楽。
ちなみにこの曲をやる為に昔BOSSのループステーションを買いました。
ギターインスト好きがミニマルを聞くとは思えませんが、音楽なんでも聞かなきゃ損です。いきなり他の紹介曲と毛色が変わりましたが、この曲は1フレーズを録音、再生という手順を繰り返し音を積み上げて作られた曲です。
最初は少ない音の繰り返しで、徐々に音が入ってきて和音が入った瞬間一気に世界に引き込まれます。
空いているところに音を入れて敷き詰められていく様は、パズルのようでとても居心地がいい…
3部構成の曲の3つめの曲なので興味の出た方はぐぐってね。
オーケストラ
Pat Metheny and The Metropole Orchestra (2003) -「Third Wind」
エレキギター(フルアコースティックギター+シンセギター)
オーケストラにギターが入っても目立たないでしょ…と思うあなた。入ってもゴリゴリ歪ませないと聞こえないでしょ…と思うあなた。
全然そんなことはないのです!大きいオーケストラの中、しかもクリーントーンでも十分メインの役割をはたすことが出来ます。
Pat Methenyの曲ですがオーケストラアレンジされています。民族ちっくな曲調で、最初の風が巻き起こる勢いから一転、後半はおしゃれなノリノリのリズム。最後のソロ部分のギターの雄叫びは度肝を抜かれる爽快感。
いつ聞いても元気に、そして楽しくさせてくれる曲です。
ノーマルVer↓
おわり